”FIKA”ー悠里の雑記帳ー

好き作品を好きに語る。読書ノート。日常。

過去の辛い時の自分に贈りたい一冊【自分いじめの呪いを解く本】

うつ症状を抱えている・経験したことがある方は、自分を非難してしまう、自己否定してしまうのは一度は経験があるのではないでしょうか?

かくいう自分もうつ症状に悩まされた時期があります。

 

「うつ症状は辛いのでなんとか状況を変えたい」

「メンタル系の本や対処法の本、読みたいけど文字が多くてしんどくて読みすすめられない」

そんな方に昨年の2021年9月に発売されたこちら

【自分いじめの呪いを解く本】をオススメしたいです!

 

「自分いじめの呪い」という題名を読んだ瞬間、うつの原因が、長年の「自分を非難・否定してしまう」考え方のクセだと思っていた自分には「やっと出会った・・!」と思えた本です。

本を開いたときに『文字が多くなく、絵も多めですぐに読めそう』と感じました。

さらに、読み手に話しかけるような文章で書かれており、医学的(心理学・神経学)の説明が非常にわかりやすく書かれています。

読んでいて堅苦しさを感じないんですよね。

 

そして、ぜひ本書を手に取ったら、まずは『目次』を見て欲しいです!

 

誰でも一度は感じたことがある

・ネガティブ思考がやめられない

・ついついやるべきことを先延ばししてしまうとき (※引用)など

『具体的な悩み』や『人間関係や仕事など様々なシチュエーションが事例』として書かれおり、きっと気になる事例があるはずです・・・!

そして、その『原因』とすぐにでも『実践出来そうな対処法』が分かりやすく書かれています。

 

自分はうつ症状が出現した原因は環境の変化、仕事での役割の変化など様々なことが複合的に重なった時期ではあったのですが、

一番の原因として、とにかく自分の非難・自己否定をしてしまうところにあったと思います。

自己否定しやすい自覚はあったし、周囲からも指摘されていました。

しかし、なかなか長年のこの「思考のクセ」が修正できなかったのです。

 

うつからの改善の兆しになったのは、

自分の「思考のクセ」を自覚し、原因を知っていったのが最初だったと思います。

原因が分かることで対処法を考えたりするようになっていきました。

そして、対処法を実践しようと思うのは「これがどうして対処法になるのか」を理解し、自分が納得しないと行動には結びつきにくいと思うのです。

本書でも書かれていますが、対処法や対策は一時的かもしれません。

しかし、一時でも「こうすれば少しでも楽になれるんだ」という感覚の積み重ねていくことが症状改善への一歩に繋がるとも思うのです。

 

自分がうつ症状で辛かった時期はもう数年前になりますが、

当時のもがいていた自分に贈りたい、オススメしたいと思った本です。

 

本書にちりばめられている、まるで自分の心情を表わしているかのうようなLinustock(@Linust0ck)さんのゆる~いイラストとコメントに思わずクスッとしてしまいます。

Linustock:シンプルな線画イラスト素材は「Linustock」- 無料ダウンロード

 

 

著者の【ココロジー】さんは

元々SNSTwitterFacebookInstagram)でメンタルケア情報について発信していたメディア・ニュース会社みたいです。

HPでは本書以外のメンタルヘルス以外の「恋愛」「美容・健康」関係のコラムもあります。

cocology.info

 

今はこういうメディアや書籍が多く、気軽に情報を得られるようになり、本当に助かります。

 

ご興味ある方はぜひ、ご覧になってみてください。